光の水自然農園説明


長野県飯綱高原にある水輪ナチュラルファーム 光の水自然農園からのおたよりです。
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2018年8月30日木曜日

2018/08/30 いのちの音


現在ここ飯綱では少しずつ夏の暑さも過ぎ去り、夕方に吹く涼しい風にはどことなく秋の匂いが感じられるようになってきました。皆さまはいかがお過ごしでしょうか?

今日は畑に溢れている「音」を紹介したいと思います。
皆さんは普段どのような音に囲まれて生きていますか?

無意識に聞いているとわかりませんが、生活の中にはたくさんの音が存在しています。

私はいのちの森に来る前、アスファルトに囲まれた都会に住んでいて、決して聞こえてくる音は心地よいものではありませんでした。
家にいれば、ガタンガタンという洗濯機の音、うなるような冷蔵庫の音やパソコンの音からはじまり、外に出れば車が走るエンジンの音、工事の音、人々の話し声・・・・。

都会の中で聞こえてくる音は聞いているとなんだか疲れてきてしまって、私の中では騒音でしかありませんでした。それから逃れるように音楽プレーヤーでイヤホンをつけ好きな音楽で耳をふさぎ、自分の世界に閉じこもっていました。そのときは何となく音楽に浸り、気持ちよくなっても、イヤホンを外せば何となく寂しい気持ちになってしまうことがよくありました。


しかし、毎日大自然の中、畑の中で働きながら学ぶ中で、私の身の回りにあふれる音はまったく違うものになっていきました。
朝起きると、日の出と共に小鳥たちが飛び交い、「朝だよ」と言っているようにさえずりを始めます。木々が風に揺れると葉と葉がかすれる微かな音が心地よく聞こえてきます。

太陽がちょうど頭の上に昇るころには、たくさんの生き物たちが動きはじます。夏は色々なセミが鳴き、お互いの音で音楽を奏でているようです。畑の上を旋回する鷹は時折、私たちに挨拶してくれるように「ピィー」とても澄んだ高い音で鳴きます。他にも数えきれない生き物のいのちの音であふれています。

夜になるとコオロギたちが闇の中で静かに鳴き、時折ミミズクの「ホ~」という鳴き声が聞こえてきます。大自然の夜の静寂は、ただ音がしないだけではなく、その中に木々の呼吸が聞こえてくるような、心が静かに、落ち着く何かがあります。

いま、私の身のまわりに溢れている沢山の音は、私にとっては騒音ではなく、ずっと聞き入ってしまうような癒しの音になりました。こんなにすばらしい音に囲まれて生きていられるということは本当に幸せなことだとしみじみ感じます。

人間は数え切れぬたくさんの物をつくり、そこからたくさんの音を生み出しました。
しかし、大自然の中のいのちの音は決して人工的に作れるものではないと感じています。
普段何気なく聞いている音、この音が私たちの無意識や体調ににどれだけ影響を与えているか、それは少ないものではない気がします。

「音」一つとっても、私たちは本当に大切なことをもう一度大自然から学ばなければいけないと思います。

今日も一日生かされたことに感謝感謝です。
AK